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2005年10月 5日 (水)

レイ・ザバレル

SEED-D祭3日目の今日はレイやタリアと言ったミネルバからの視点でw

ザフトの最新鋭艦であり、ニューミレニアムシリーズ(ザクとかグフとか)を上回る新型ガンダム4機の運用試験を兼ねた強襲揚陸艦”ミネルバ”。
MSエネルギー充填用デュートリオンビームや陽電子砲タンホイザーと言った、新開発技術を投入されているこの艦には当然ザフトのエース級の兵士が乗員していると考えられる。
その一人がレイ・ザ・バレルであり、デュランダル議長の懐刀である。
物語終盤で自身が語る通り、彼はムウ・ラ・フラガの父アルダ・フラガのクローンであり、前作のラスボス”ラウ・ル・クルーゼ”と同じ存在であった。
ただ、ラウがその事から世界を呪い、全てを破壊する事を目指したのに対し、レイはデュランダル議長の目指すディスティニープランによる、自分のような存在を2度と生み出さない世界を目指したのは大きな違いである。
実際、前作でキラが生み出されたメンデルで、キラとラウが対峙した訳だが、今作でレイはエクステンデットの研究室で気分が悪くなるという現象が出ている。又、シンがステラを連れて逃走する際に協力的な事からも、彼がエクステンデッドを含む自分と同じ境遇の不幸な者たちを哀れんでいるものと推測できる。
作品中に語られていないが、ムウの父は大富豪であったようである。その財力に物を言わせヒビキ博士に自分のクローンを作った。一方のヒビキ博士は自分の理想であるスーパーコーディネイターを作る資金を得るために、クローンを複数創った模様である。
外伝であるXAstrayにも同様のクローンであるブレアが登場していることから、まだ存在している可能性は高い。又、同外電にはスーパーコーディネイター”キラ・ヤマト”完成までの試作品とも言えるカナード・パルスも登場している。
レイはこう言った者達、全ての代弁者たろうとしていたのかも知れない。その結果、そう言った者達の犠牲の上に生まれているキラ・ヤマトは許せない存在であった。ただ、これは本来キラではなくヒビキ博士に向けられる怒りであり、その事自体レイは気づいていたのではないであろうか?
しかし、ヒビキ博士は既に存在せず、キラに怒りを向ける事で一時的に心の平静を保っていたのでは無いであろうか?
そう、キラ自身が望んでスーパーコーディネイターとして生まれたのでは無いのだから・・・
最終決戦時にキラとの会話の中でその事に改めて気付かされたレイは、迷いを持ち、キラに撃たれる。そこで、議長の言うディスティニープランが自分の望むものでは無い事に改めて気付いたのでは無いだろうか?

ミネルバでもう一人、物語の鍵を握っていたタリア艦長。
彼女はデュランダル議長の元恋人と言う設定であり、プラントの少子化対策のためにその中を引き裂かれている。
その後、別の男性と結婚して子供をもうけているが、ギルへの愛情は消えることは無かったのではないか?と思われる。ザフトの中で、ギルの危うさに最も早く気づいていたのではないかと思われるが、プラント評議会議長とザフト兵としての立場、好意がありながら別れざるを得なかった境遇を自身で消化する事が出来ず、ギルとの距離感が曖昧のまま時が過ぎて行ったのではないだろうか?
ギルの暴走にいち早く気付きながら、それを止める事が出来なかったと言う自身の思いが、最後の行動へと繋がっているとしか考えられない。
議長の言葉に従いAAとの決戦に赴き、敗れるわけであるが、この時点でザフト兵としての使命を終えた彼女は、自身の思いを遂げるためギルの元へ向かったのであろう。
そして、レイに撃たれたギルと共に自分の本心として愛するギルと最後を迎える決意をしたのでは無いだろうか。
最後の時を愛するギルと2人きりでなく、レイを含める訳であるが、これはタリアの母性であろうか?

レイは、ギルのディスティニープランが自分の望んだ世界では無いと気付いた。そして、自分と同じ境遇でありながら、未来へ向かって生きようとするキラに共感を抱いた。
レイは混乱のうちにギルを撃つ訳であるが、自分の行動が正しいと理解してはいなかったであろう。クローンとして生まれ、父母を知らなかった彼はギルを父のように思い慕っていたと思われる。
レイとラウのDNAが一緒でありながら行動思想が違う理由は生育環境の違いであって、生涯孤独であったラウは破壊による終わりへ、父(の代わり)が居たレイは未来を見る事ができたのだと思う。
その事に気付いていたタリアはレイを迎え、愛するギルとその子供と3人での最後を迎える事を決意したのでは無いであろうか?
レイに対して、優しく抱擁する事で、「あなたは悪くない。正しいことをしたのよ」と伝えた。
その結果、レイはタリアの思いを受け入れ父ギルバートと母タリアと共に家族3人で最後を迎えることを選んだ。
悲しい結末ではあるが、レイは残念ながらテロメアの短いクローンであり、その余命が少ないことは自ら認識していた事を考えると、3人にとっては望むべき最後だったのかも知れない。

但し、タリアと子供の関係がはっきりしない所もあり、タリアの結末がこれで正しかったのかは分からないが・・・

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